序章:「そうだ、エイに乗ろう。」

私は今回海とデジタルファブリケーションと聞いた時に、「エイに乗ってみたい」という小さい頃からの夢を叶えるべく、エイの椅子を作りたいと思った。
これまでslicerで作ったデータをレーザーカッターを用いて出力し、様々なものを制作してきた。
その出力方法をCNCルーターで応用して、もっと大きなものを出力できないかと思い、今回はこの方法での制作を試みる。 素材は15*600*900のPE(ポリエチレン)で作成する。


第1章:エイ本体制作

まずは素材が届く前に、試作を作成し、CNCの切削ではめ込めるのかをテストする。

試作1号(レーザーカッター)

試作2号(レーザーカッター)

はめ込みテスト(木バージョン)※この時に仕上げ代のミスがあった

はめ込みテスト(PEバージョン)※オフセット0.1が良いと判明


•切削の工程全終了

約3ヶ月かかったが、30パーツ全て切削できた

しかしまた問題発生!

ギリギリすぎてはまりづらい・・・

そこで引っかかる角の部分をヤスリがけすることで、入りやすくすることに

+トンカチでとんとんしたら入りました!


本体完成

本体は完成したが、どう展示するかが大きな問題

夏休みをうまく使って、展示用の土台を作りたい。展示まで、残り1ヶ月...


第2章:変化する展示案


案1:壁にかける

最初に出ていた案で、この展示のメイン展示物、、、になるはずだった。だが、壁に貼ると曲線が全く意味をなさないことに気づきこの案はボツとなった。(この時メインも剥奪)

案2:天井に吊るす

個人的にこの案を一番通したかった。しかし、作品自体の重さが16キロと重く、天井に吊るすリスクが高いことから断念した。

案3:土台の上に置く

最終的にこの案を採用した。この作品を作ろうと思った当初の想いを忘れていた。

エイに乗りたい!!


土台づくりを決意する。


第3章:The Ray

9mmのMDFでエイの椅子の土台部分を作成する

レーザーカッターで試作